top of page

2018年度

2018年、西日本の広範囲で豪雨災害が起こりました。

日本国内でも毎年のように大きな災害が起こっています。

私たちの住んでいる広島でも多くの地域が被災しました。

そのため、ひろしま自然学校も災害支援にかかわり、安佐北区ボランティアセンターと

三田地区ボランティアセンターの運営支援、ボランティア派遣を行いました。

今回の災害で”人と自然とのかかわり”、”人と人とのかかわり”が

大きく影響していることに気付かされました。

そのことも意識しながら「森を育む・人を育む・森で遊ぶ」の3つの柱で

今年度の活動を報告します。

年間活動利用者数

森を育む

人を育む

森で遊ぶ

その他

合計

参加者数

0人

241人

1,214人

83人

1,538人

​従事者数

540人

94人

641人

58人

1,333人

合計

540人

335人

1,855人

141人

2,871人

森を

育む

テントサイトが完成しました!

​ テントサイトが2つ完成しました。整地作業も手作業です。スコップで山の斜面を掘り、場所を確保します。そして、支柱となる丸太を1本1本山から切り出し、水平をとりながら建てていき、上のデッキを設置していきます。里山保全ボランティアに来てくださった企業の労働組合のみなさんにも手伝っていただきながら、平日作業隊の方々が中心に行っていただきました。

 平日作業隊は毎週木曜日に活動しており、今年は延べ339人となっています。また、森の整備作業と並行して里山の生き物調査も行っていますが、延べ201人が携わりました。

1 基礎インフラの整備実績

■テントサイト

テントサイトづくり.JPG
テントサイト.JPG
手すり作り.JPG
2 散策路の整備実績
IMG_6863.JPG
R0014153.jpg
R0014150.jpg

散策道の整備が一通り終わりました!これからは安全に活動できるよう古くなった階段や橋の修繕、チェック等を行っていきます

3 森林の整備実績
コナラ伐採.JPG
R0017660.jpg
榾木.JPG

枯れた雑木林(マツ・コナラ)の除去、下草刈り等を行いました。

​4 動植物調査実績

里山モニタリング1000の調査とセンサーカメラによる調査を行っています。

ウワミズザクラ.JPG
アリアケスミレ.JPG
キキョウ.JPG
ツリバナ.JPG
ノスリ.JPG
夜行列車.JPG
ヤママユ.JPG
ヤマセミ.jpg

人を

育む

​地球教育のトレーナー2期生が誕生しました!

 様々な世代の環境教育・自然体験・地域活動などを支援する人材の育成を行いました。

 アメリカに本部がある地球教育研究所が行っている“アースキーパーズ”のプログラム復活に向け、第2期のトレーナー養成を行いました。日本での活動がスタートしてから10年が経ち、新しいトレーナー養成に踏み切りました。2月に体験会、その後、月に1回程度のトレーナー研修を行い、18名のトレーナーが誕生しました。

 その他、子どもたちの体験活動を支援する大学生やイベント型森のようちえんの企画・運営を行う学生の養成、持続可能な地域づくりを推進するキーパーソンとして「コミュニティ・ワーカー」の養成などを行いました。延べ 335人となっています。

​1 人材育成の実績

【主な人材育成の実績】

 ■環境学習リーダー

  地球教育プログラム「アースキーパー」の指導者養成に取り組んだほか、受託など

  により環境学習リーダーの養成に取り組んだ。

 ■ユースボランティア

  大学生のボランティアグループの養成。春先に2泊3日の集中トレーニングを行い、

  その後OJTなど年間を通して育成に取り組んだ。

 ■森のようちえん運営ボランティア

  幼児教育を学ぶ大学生を中心に募集し、親子を対象としたイベント型森のようちえ

  んを企画・運営する人材の育成に取り組んだ。

 ■コミュニティ・ワーカー

  持続可能な地域づくりのための地域コーディネーションスキルの向上を目指して、

  継続的に実施。

ユースキャンプ1.jpg
R0019843.jpg
IMG_1580.jpg
IMG_2338.jpg
ユースキャンプ2.jpg
IMG_1286.jpg
IMG_1594.jpg
IMG_2341.jpg

​森で

遊ぶ

新しい活動も始まりました!

 「森の妖精くらぶ」を広島女学院大学、広島文教女子大学と協働で開催しました。3歳〜5歳の子どもを持つ親子を対象にし、親子で森の活動を楽しんでもらう会です。日帰りプログラムを年4回行いました。午前中は親子で森のお散歩へ、午後は子どもと大人それぞれの時間を過ごしました。プログラムの企画・運営は、自然学校と各大学の幼児教育を学ぶ学生が協力して行いました。チャレンジしてみて気づくことがたくさんあり、学生の経験の場、成長の場にもなっていました。

 その他、多様な世代に向けたプログラムを実施しました。小学生を対象とした「夏の分校1/2ヶ月」や「アースキッズ・プロジェクト」、大人女子を対象とした「オトナ女子のリフレッシュキャンプ」、「きたひろパン研究会」、「森カフェ」などを行い、延べ1,855人の方に来ていただきました。

​1 プログラム開発・実践の実績

【主なプログラムの実績】

 ■森の妖精くらぶ ■夏の分校1/2ヶ月 ■アースキッズ・プロジェクト

 ■オトナ女子リフレッシュキャンプ ■森カフェ〜春〜 ■きたひろパン研究会

 ■森の学校フェスティバル ■地元との連携事業 ■企業研修・イベント

​■森の妖精くらぶ

広島文教大学と広島女学院大学と協働して、3〜5歳の未就学児童と保護者を対象に森のようちえんを開催。子どもたちが森で感性豊かに遊べる自然遊びを幼児教育を学ぶ学生と考えて実施。子どもと大人が別々に過ごす時間も。

IMG_2158.jpg
R0020353.jpg
IMG_9592.jpg
R0020362.jpg

■夏の分校1/2ヶ月

小学4年生〜中学3年生を対象にした13泊14日の子どもキャンプ。小学校の廃校を拠点に「じっくり暮らす」「とことん遊ぶ」というコンセプトで、子どもたち自身がキャンプをつくり・運営するしくみで実施。

DSC_0113.jpg
R0019581.jpg
KQSP3551.jpg
DSC_0263 (1).jpg
DSC_0281 3.jpg
IMG_9637.jpg
BWOH5580.jpg
IMG_9761 2.jpg

​■アースキッズ・プロジェクト

アメリカで開発された地球教育プログラムの1つで、10歳、11歳を対象に3ヶ月かけて地球のしくみについて学ぶ。日本ではひろしま自然学校でしか実施されていない貴重なプログラム。

R0019870.jpg
アースキーパー2.jpg
R0019874.jpg
アースキーパー1.jpg

​■オトナ女子リフレッシュキャンプ

働く女性を対象にリフレッシュキャンプを開催。「散らかった自分の再編集」をテーマに2泊3日を森の中で過ごすプログラム。

オトナ女子1.jpg
IMG_2538.jpg
IMG_2547.jpg
オトナ女子2.jpg

■森カフェ〜春〜

春の森の恵み”山菜”や”渓流魚”のアウトドア料理を楽しむ。カヌーやハンモックなど森でのゆったりとした時間も過ごせる家族向けのプログラム。

IMG_1734.jpg
IMG_1711.jpg
IMG_1730.jpg
IMG_1724.jpg

■きたひろパン研究会

小麦プロジェクトと並行して行っています。自分たちで小麦の植え付け、麦踏み、収穫、脱穀を行い、月1回程度パン研究会で石窯ピザ・パンの加工に挑戦しています。季節にあった食材を用い、試行錯誤しながら行っています。

IMG_2751.jpg
IMG_1655.jpg
IMG_2263 2.jpg
IMG_2776.jpg
IMG_1875.jpg
IMG_1769.jpg
IMG_1666.jpg
IMG_1838.jpg

■ろうきん森の学校フェスティバル

広島県労働者福祉協議会と中国労働金庫と連携し、年1回森の学校を開放して多くの市民の方に森の学校を知ってもらうためのイベントを開催。

森フェス2.jpg
R0020261.jpg
森フェス1.jpg
IMG_2416.jpg
R0020168.jpg
森フェス4.jpg
森フェス3.jpg
IMG_2411.jpg

■地域との連携

地元自治会等と連携し、フィールドの一斉草刈り活動を実施。今年度は、北広島町の進める”薪活”のイベントや薪ストーブを囲む会に従事。

IMG_6863.JPG
IMG_0814.jpg
IMG_3652.jpg
IMG_0518.JPG

■企業研修・イベント

企業の労働組合による新入組合員研修や里山保全ボランティアの受け入れを実施。また、会員とその家族を対象とした森を楽しむイベントを実施。

IMG_1808.jpg
IMG_0748.jpg
IMG_0771.jpg
IMG_0774.jpg

その他

西日本豪雨災害の災害支援に入りました

 西日本の広範囲で豪雨災害が起こりました。日本国内でも毎年のように大きな災害が起こっています。私たちの住む広島県でも今回多くの地域が被災したため、災害支援に関わりました。主には、安佐北区ボランティアセンターと職員の地元である三田地区ボランティアセンターの運営支援、ボランティア派遣を行いました。自然学校に関わりのある多くの方がボランティアで来てくださいました。広範囲での災害時は、ボランティアに来られる方も分散しがちで、報道されないところにはなかなかボランティアの手が届きません。そんな中、多くの方に来ていただき、地域の方から感謝の言葉をたくさんいただきました。

 今回、それぞれの地域でボランティアセンターの運営や助け合いが行われているのを目にし、普段からの地域の関係性やつながりが大きく影響していると感じるとともに、広範囲での災害時には、地域での動きがとても大切になってくると感じました。

IMG_3013.jpg
IMG_2027.JPG
IMG_3040.jpg
IMG_3078.jpg
bottom of page