◯実施日:2019年5月23日(木)
◯天 候:晴れ
◯参加者:9人
◯報告者:六重部篤志
小満 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ:蚕が桑を盛んに食べ始める)の候 山々の木々もすっかり緑濃くなり「山滴る」に近づいてきました。このところ雨が少ないので万代池の水位も数十センチも下がり気味、池ではカルガモ、カイツブリ、アオサギそれにカワウが。堰堤の端に設置したブッポウソウの巣箱に昼過ぎ、2羽が訪れていましたがすぐにいなくなったようです。営巣のために物色中のようです。
今日の作業は、アースエデュケーションラボの窓取付用の開口部づくり、枯れ木(やまざくら)の伐採、こぞってハウス屋根裏へ断熱材の貼り付け、草刈りなどでした。日に日に伸びる草との格闘が始まりました。
遊歩道を一周すると、カザグルマは先週が大満開で約80輪ば咲いていましたがもう数輪のみに、ハンショウヅル、コツクバネウツギ、タンナサワフタギが咲き始め、ササユリの蕾もあちこちで、来月の初旬には開花か、カンサイスノキは釣鐘型の花を開花していました(葉っぱはかなり酸っぱいが花も酸っぱい…(笑))。道路脇ではノビルの花が咲いていました(ほとんどがムカゴになるので珍しい)。
作業小屋近くのタカノツメ(日本特産種・若芽は山菜)は小さな小さな淡い黄緑色の花弁の花をさかせています。よほど注意してみないと気がつきません。それを見ていて気付いたのですが、緑色の葉の脈腋に小さな小さな膨らみが! クスノキの葉によく見られる「ダニ室」です。かつてはクスノキの葉だけに見られると言われていましたが、近年約100種もの植物に見られるとか。葉っぱを食害する昆虫や菌類を食べるダニを住まわせるためのものだそうです。クスノキ以外で初めて気づきました。
ノビル
コツクバネウツギ
ハンショウヅル タカノツメ ダニ室
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