◯実施日:2020年03月26日(木)
◯天 候:曇り
◯参加者:5人
◯報告者:六重部篤志
春分 桜始開(さくらはじめてひらく:桜の花が咲き始める)の候
今や桜と言えばソメイヨシノを思い浮かべますが、江戸時代に作られた品種で、それ以前は山あいに、ほんのりと咲く山桜のことでした。ろうきん森の学校への道すがら、太田川沿いの山では、点々とピンクがかったものや白いものの開花が見られます。最近は山桜とソメイヨシノなどとの交雑種があるのだとか! ろうきん森の学校のサクラは、カワヅザクラは満開、ソメイヨシノはまだ蕾が膨らみかけた状態、開花は来週か?
今日の作業は、工作班は、アースエデュケーションラボの入り口デッキ右側へ階段づくりと手摺取付け。階段は丸太を寸切りしたものを並べたユニークな作り、手摺の上部は肘をついて外の景色が眺められるように板を斜めに取り付けたものです。
草刈り班は、池奥の遊歩道沿いの笹刈り、ここには絶滅危惧種のカザグルマがあり、注意して刈ってはいるのですが、ついつい傷めてしまいます。
今ろうきん森の学校ではヒサカキが満開で、独特の臭気を放っています。かつては「プロパンガス漏れ」と騒がれたこともあったとか。雌雄異株で雄花はたくさんの雄しべが、雌花には雌しべが1個、どちらに匂いを発し、蜜を持って昆虫を呼び寄せて花粉を運ばせています。遊歩道沿いでは早くもシュンランが咲き始めました。春の山菜の一つ、これの天ぷらや酢の物は珍重されます。林床の一角ではシロバナショウジョウバカマが咲いています。
今年度の作業は今日でお終いです。事故・怪我もなく無事一年を過ごしました。来年度も事故・怪我なく楽しくやっていきたいと思っています。
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