アカマツ林からサシバの声がすれど姿は見えない。 何度も「ピックイー、ピックイー」と繰り返す。 林から飛び出してきたのがハシブトガラス。 口にくわえているのは卵。
卵をくわえたカラスを追っかけてきたのは・・・ カケス。 写真は追っかけた後の帰りのものですが。
このことから推理すると、
「カケスの巣が襲われカケスはサシバの鳴き声をまねしたに違いない、タカの声でカラスを威嚇して追い払おうとしたに違いない。なんともすごいシーンに立ち会ったものだ」
と思いました。
しかし、カケスの卵にしてはカラスがくちばしに挟んでいる卵は大きいですね。 二度目にカラスがやってきたとき、今度は声もなくサシバが飛び立ちました。
なんたる早合点だったこと、サシバがいるではありませんか。
カケスの物まねにしては、あまりにもサシバそのものの声だったわけです。
それでは、カケスはなんでここにいたのか。
「カラスが持ち去った卵はサシバの卵。カケスは自分も横取りを狙っていたのに先にカラスがもっていっしまった。頭来てカラスを追いかけた」
生態系の上位に属する鷹のサシバも、カラスどもには要注意です。 それにしても最近、生息数が減っているというサシバの卵を盗らないでほしいものです。
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